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大垣市民警察監視違憲訴訟のご報告
8月31日、大垣市民警察監視違憲訴訟(※)控訴審第1回口頭弁論期日が名古屋高等裁判所で開かれました。期日後には支援者の報告集会か開催され、弁護士樽井直樹も弁護団の一人として参加しました。
※大垣市民警察監視違憲訴訟とは
大垣警察市民監視事件 ~警察の情報提供は「違法」と断罪~(弁護士樽井直樹)
1号法廷では、満席となった傍聴席を背に、一審原告船田伸子さん本人の意見陳述、原告代理人の控訴理由書要旨の朗読が行われました。
長年市民活動に携わり、公安警察によって不当に個人情報を収集された船田さんは、「すべての人たちの人権を守るためにも、公安警察の情報収集は違法であって、その情報を抹消して私のプライバーシを守り、本当に安心して暮らせる生活を取り戻したい。」と訴えました。
その後、桜華会館・松の間で行われた報告集会では、弁護団の紹介に続き、船田さん本人意見陳述及び代理人陳述要旨が報告されました。
原告団、弁護団、支援者の皆さんからは、この裁判を通じて、公安警察によるプライバシーの不当な侵害が違法であることを明らかにし、先人が苦難の末に勝ち取った基本的人権の尊重を謳う憲法11条を守り抜く決意を感じ、それに強く共感しました。
(事務局 堀江厚)

