契約・取引
悪質な「暮らしのレスキューサービス」にご注意を!
自宅を新築してから10年、20年経つと、どうしても直さないといけないところが出てきます。それが前もって分かっていれば、どこの業者に頼めば良いか?値段はどのくらいが適正か?といったことも冷静に判断できますが、ある日突然、「蛇口の水が止まらなくなった!」「トイレが詰まって流れなくなった!」なんてことが起きたら、パニックになって冷静な判断もできなくなってしまうのではないでしょうか。
高額請求してくる悪質業者
そうした私たちの心理状態につけ込み、高額の修理代金を請求してくる悪質なレスキューサービス業者がいます。彼らの手口は、私たちからの「蛇口の水を止めて欲しい」「トイレの詰まりを直して欲しい」といった依頼に対し、最初に試した手段(水道の元栓を閉める、緩んでいる配管のつなぎを締め直す、便器を取り外して詰まりを吸引する、等々)では「応急処置しかできない、根本的に直すには配管を修理するしかない」などと言って、そのまま作業を実施し、作業終了後に数十万から時には100万円を超える修理代を請求するというものです。
キッパリ支払い拒絶
クーリング・オフ
既に修理作業は終わってしまっており、最初に業者を呼んだのはこちらですから、払うしかないと思ってしまいがちですが、決してそんなことはありません。後日に納得した金額で支払う意思はあることを示しつつ、その場での支払いはキッパリと拒絶して構いません。既に支払ってしまった場合でも、ネット広告等で表示されていた金額と実際の請求額が大きく異なる場合などはクーリング・オフできる可能性があります。まずは国民生活センターや弁護士に相談してみて下さい
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ブログ更新履歴
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