その他個人の相談

ゲームに関する法律問題について

弁護士 浦野智文

1 はじめに

新型コロナウイルスの世界的流行により、不要不急の外出を避け、休日であっても自宅で過ごす時間が増えている方が多いと思います。自宅での過ごし方は人によって様々ですが、世間ではゲーム機需要が急増しているそうです。近年、ゲームも「eスポーツ」としてスポーツの一種として捉えられていますが、eスポーツに関して、様々な法律問題が起こり得ます。

 

2 大会の開催場所に関して

eスポーツの大会を開催する際、「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律」(風営法と略称されています。)の規制を受ける可能性があります。具体的には、風営法施行規則によると、テレビゲームの定義について、「勝敗を争うことを目的とする遊技をさせる機能を有するもの又は遊技の結果が数字、文字その他の記号によりブラウン管、液晶等の表示装置上に表示される機能を有するもの」として、かなり幅広い概念となっていることから、公安委員会の許可を得た上で行わなければならない可能性があります。

 

3 TV放送やネット配信に関して

ゲーム映像がTVやネットで流れることから、その著作権者から許諾を得る必要があります。また、試合の映像が流れる中で、プレイヤーや観客の顔などが映り、その肖像権を侵害する可能性があることから、プレイヤー等からあらかじめ放映・配信につき同意を得ておく必要もあります。
以上のような許諾、同意を得ていなければ、著作権や肖像権の侵害として、大会の運営者等が損害賠償責任を負う可能性があります。

 

4 賞金に関して

賞金が景品表示法上の「景品類」に該当する場合、同法の規制を受ける可能性があります。具体的には、その金額が10万円以下に制限されることとなります。
また、大会の参加者が参加料を支払って、その参加料から賞金を拠出し、ゲームの勝者が賞金を得るといった仕組みを取った場合、賭博罪になってしまう可能性があります。

 

5 おわりに

以上のとおり、ゲームに関しても様々な法律問題が潜んでおり、気づかないまま法律違反を犯してしまうこともあり得ます。このように、ある事柄が法律問題となるかどうかの判断は難しいところがありますので、少しでも判断に迷われましたら、弁護士などの法律の専門家に相談されることをお勧めいたします。

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