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| この度、私が7年近くにわたって関与してきた石川王冠鑑定をやっと今年の7月に新証拠として裁判所に提出することが出来ました。 名張事件は、第一審が無罪判決、第2審で死刑判決という経緯をたどっているのですが、無罪から死刑判決になったのは、第一審判決後の検察官による大々的な補充捜査による膨大な証拠提出がされ、その中に王冠上の傷痕が、被告人奥西勝さんの歯牙によるものであるとの松倉鑑定が提出されたからです。 その後第5次再審になって、弁護団から提出された土生王冠鑑定によって、この松倉鑑定の持つ奥西さんの歯牙であるとの証明力は失ったのですが、人が歯で噛んで開けたとの証明力は否定されておりませんでした。 この度の石川王冠鑑定は、人が歯で噛んで開けたとはいえないとするものであり、これで奥西さんを有罪とする大きな柱が崩れたはずです。今後は、証拠調べに入るよう裁判所に要請する予定です。 |
2003年10月24日 弁護士 村上満宏