猫好きにつけ込んだキャットクラブ悪徳商法

「代金を支払っても猫が届かない」
 猫が好き!という人が、キャットクラブに入会しました。このキャットクラブは、アメリカの愛猫家とも交流し、活発に活動していました。ところが、キャットクラブの会長夫妻が、愛猫家の気持ちにつけ込んで、猫の個人輸入斡旋で一儲けをたくらみました。会長夫婦は、「キャットクラブの会長をして、猫で儲けることなんてできない。輸入費用等の経費と猫の原価で、良い猫の輸入を斡旋してあげよう」と会員に持ちかけました。
 会員達は、会長の言うことだからと、一も二もなく信用してしまいました。そして、会員達は、会長夫婦に言われるままに、40万円、50万円と支払い、場合によっては100万円以上も支払い、猫が手元に届くのを心待ちにしていました。その内に、1年待っても猫が届かない、猫の代金を会長夫婦に聞いても教えてくれない等、おかしなことが続きました。

でたらめだった猫の価額
 とうとう、ある会員がアメリカのブリーダーに直接問い合わせました。その結果、会長夫婦に支払った代金とブリーダーの受け取っていた代金と60万円以上もかけ離れていることが明らかになりました。この会員は、2匹の猫を輸入し、100万円以上も会長夫婦にだまし取られていました。他の会員も次々にブリーダーに直接問い合わせました。その結果、会長夫婦の話していた猫の価額がでたらめだけではなく、ショータイプと言われていた猫がブリードタイプだったり、ひどい場合には、つがいの猫の輸入を依頼しつがいの猫を受け取っているにもかかわらず、ブリーダーは1匹しか輸出していないということもありました。

被告が裁判を欠席 判決が確定
 愛猫家の心理につけ込みキャットクラブを利用した詐欺に、怒りの収まらない会員四人が訴訟を起こしました。会長夫婦は、裁判所に出て来なかったため判決となり、4人に損害賠償金を支払うことになりました。あきらめずに訴えを起こしたことが良い結果を生みました。