| A男 |
先生、五〇〇万円の借金ができてしまって、どうにもならなくなってしまいました。 |
|
|
| 先生 |
また、どうして借金を作ってしまったのですか。 |
|
|
| A男 |
五、六年前からカードで買い物していたのですが、当時は支払いに困りませんでした。ところが去年ぐらいから不況の影響で残業がなくなって手取りが七万円も減ったので、つい、ボーナスを当てにしてカードで借りたところ、ボーナスもでなっかたのでとうとうサラ金に手を出してしまいました。 |
|
|
| 先生 |
今の手取りは、どのくらい? |
|
|
| A男 |
月二三万円くらいです。 |
|
|
| 先生 |
それでは、任意整理は無理ですね。自己破産の手続きをとるしかないでしょう。 |
|
|
| A男 |
任意整理と自己破産はどう違うのですか? |
|
|
| 先生 |
任意整理は、債権者と話し合って、債権の一部を放棄してもらって返済したり、毎月分割して返済することです。返済していくことが可能な計画ができるなら借りたものは返すのが当たり前です。でも、収入の見込みと借金の額から考えて計画が立てられそうもなければ裁判所で破産の手続きをとるべきです。自己破産は、債権者に対して、裁判所を通じてあるだけの財産を投げだしても支払いきれないと言うことです。でも、破産だけでは借金は残るので、免責という手続きも必要です。免責は、文字通り借金の責任を免れるということです。免責は、誠実な債務者でやり直そうとしている人に認められます。そこで、うそを言って借金した、ギャンブルや飲み食いで借金した、義理がある債権者だけ裁判所に隠して返済していた等の場合は免責されないこともあります。
A男さんの場合、自己破産して、免責をうけて、ゼロからやり直すことが望ましいでしょう。破産しても、生活は楽ではないでしょうが、頑張ってやりましょう。 |