Q 裁判所から、支払督促という紙が届いたんです。ただの請求書
だと思っていますが……。
A 裁判所の書類は、よく読んでください。支払督促は,放置する
と裁判で負けたのと同じことになって強制執行を受けることがあ
ります。
Q 強制執行って何ですか。
A 強制執行というのは、権利を強制的に実現する手続きです。
たとえば、金銭債権を回収するために、不動産を差し押さえて、
競売にかけるといったことです。
Q でも、うちには差し押さえられて困るようなものはないし…。
A 相手が、あなたの勤め先を知っていたら,給料を差し押さえら
れることがあります(たとえば、手取り額が16万円なら4万円
がもらえなくなります)。
Q どうしたらいいんですか。
A 支払督促は、最短コースでは、届いてから2週間で仮執行宣言
が つき、さらに2週間で確定します。2週間以内に督促異議を申
し立てれば、すぐに執行されることはありません。
時間がなかったら、支払督促を出した簡易裁判所に督促異議を
届けてください。同じ封筒の中に、用紙が入っています。裁判に
なってしまいますが、その間に対応を考える余裕ができます。
また、既に給料を差し押さえられてしまった場合でも,差し押さ
えを停止したり、差し押さえの範囲を狭める手続きが有効な場合が
あります。
Q 実は、他にも借金があって、1か月ほったらかしてたんです。
会社にも裁判所から手紙が届いていて。
A もう差し押さえの手続きに入っているようですね。どれぐらい
借金があるんですか。
Q 400万円ぐらいです。病気で仕事を休んでいたことがあって、
どんどん増えてしまいました。家賃や生活費もあるし…。
A そうですか。自己破産や民事再生を申し立てれば、既にされた
差し押さえは止めることができます。負債整理の方法を一緒に
考えてみましょうか。
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